令和二年子年 初春のお菓子

2019年12月29日日曜日

菓子つくり 季節のお菓子 初春

明日より、初釜菓子である”花びら餅”と初春を祝う松竹梅に、干支、歌会始の御題菓子の販売を致します。今回のご用意はこちらです。

 まずは松竹梅から。練切製の『福梅』こちらはうっすら紅色が透けるように包み、白の太めのしべをつけ、梅の香りを金箔で表しています。時雨製の『若竹』は濃い黄身餡で時雨を作り、細かい筋の付いた羊羹を薄く切り巻きつけています。上部の葉は箸でつまんで作ります。きんとん製の『松かさね』は黒砂糖を使ったきんとん餡。黒砂糖は沖縄波照間産。独特の香りがします。中は刻み栗を包んだ漉し餡。
練切製 福梅
時雨製 若竹
きんとん製 松かさね
続いて、歌会始めの御題菓子と干支二種をご紹介します。
歌会始めの御題"望”からお菓子をお作りしています。例年細そぼろのきんとんでご用意することが多いですが、今回も細そぼろのきんとんでご用意致します。令和最初の初春ですので御題である”望”だけでなく、元号の由来である万葉集、序文からも。濃紅は梅、黄色は月を表現しています。望月という言葉がありますが、月と梅を望むとしました。(ちょっと強引でしょうか)万葉集の序文の梅は白梅かもしれませんが、白と黄色ですと不祝儀になってしまいます。今回は濃紅でご用意です。そぼろは薯蕷製、中は粒餡です。
干支は子(ね)です。昨年より二種ご用意しています。
黄味そぼろ製のねずみは、”俵のねずみ”。古くから伝わるわらべうた「ずいずいずっころばし」です。黄身そぼろを俵の型に詰めて、ねずみを押し棒で付けます。黄味そぼろは黄身餡よりもたまごをたっぷり使い、バニラの香りの無いカスタードのような味わいです。「俵のねずみが米食ってチュー」ですので、黄味そぼろの俵の中には米に見立てた白手亡の鹿の子豆が入っています。
細きんとん製 御題”望”

黄身そぼろ製 俵のねずみ

干支 子
干支のお菓子二種のもう一方は練切を細工したものです。中には胡麻餡が入っています。可愛らしい白ねずみをイメージしています。大きな耳が特徴です。